sonarsound tokyo 2006. Advanced Music and Multimedia Art

 

Interview with Jeff Mills - 2/3
[2006-09-20, Takamori.K]

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−<Sonar>に出演する人たちは、みんなオーガナイザーやスタッフと仕事以外でも仲良くしているといいますね。

JM:まあ、同じことに興味を持っている人たちだから。エンリクやリカルドはバンドをやっていたし。セルジオもアーティスト。だから楽しい会話ができるんだ。

−オファーをもらったときに、<Sonar>がやろうとしていることを説明されたと思うのですが。それについての印象は?

JM:どういう作品をプッシュしていこうとしているのかとか、ダンス・ミュージックとエレクトロニクスを使ったアートの間にあるギャップをどのようにして埋めていこうとしているのかとか。そういう話を具体的にしてくれた。だから、すぐにこのイベントは当時行われていたこととは別の、特別なものだと分かった。当時、すでにドイツの<Documenta>(注:ドキュメンタ http://www.documenta12.de)のようなイベントもあったけれど、インディペンデントなアーティストたちが出演できるようなイベントではなかった。でも、 <Sonar>はそういったアーティストたちにも場を提供している。それは、とても重要なことだ。

−初期<Sonar>のフンイキはどうでした?

JM:もっとこじんまりしていたよ。それと、アートを勉強している人たちが多かったね。だから、挑戦的なアイディアをもった若いアーティストたちの集まりのようだった。そして、スペインにはこのようなフェスティバルが必要だと感じた。ヨーロッパの他の場所ではシーンはすでに成熟していたけれど、スペインではまだはじまったばかりだった。だから、トップ・アーティストたちを色んな国から集めて、スペインの人々に見せる場が必要だった。それが<Sonar>のはじまりだと思う。

−それからの発展をどう見ていますか?

JM:なんでも、魅力的で、本質的なものがあれば、かならず成長するよ。でも、間違った方向へ進んでしまうのではないかと、みんな心配していた。でも、<Sonar>は初期から慎重にステップを踏んで展開させてきた。ちゃんと、フェスティバルを気持ちよくコントロールできるようにしていた。さらに、プログラムの中にたくさんの人を楽しませるようなものを盛り込んでいった。その後、<Sonar By Day>と<<Night>をわけて、スタッフも完全に<Day>だけか<Night>だけに集中して担当できるようになった。それがうまくいったと思うよ。過去数年のあいだは、<Sonar>はソールド・アウトが続いているからね。しかも、クラウド・マネージメントも非常に効率よくおこなわれている。新しい出口と入口をつくることによって、会場内の導線がよりスムーズになった。

−「慎重なステップ」について、もう少し聞かせてください。

JM:このような成功したイベントでは、規模の大きさに圧倒されてしまうことがある。大企業に乗っ取られてしまったり、大きなレーベルが権力をかざしてアーティストをブッキングしたりね。でも、<Sonar>はベッド・ルームで作業していて、どこのレーベルとも契約していないようなアーティストと、メジャーレーベルから作品を発表しているようなアーティストとを平等に扱っている。どっちが上とか下とか、そういうことも感じさせない。だから、コレだけ大きくなっても、まだすごく楽しみやすいんだ。

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